ミツクリフシダカヒメハナバチ
種レベルの信頼性:★★★★☆
昆虫名
- ミツクリフシダカヒメハナバチ (Andrena japonica)
英語名
- Japanese Mining Bee
その他の呼び名
- ヤヨイヒメハナバチ (Yayoi Mining Bee) など春に現れる他のヒメハナバチと同様に呼ばれることがある
分類名
- ハチ目 (Hymenoptera)
- ヒメハナバチ科 (Andrenidae)
種類(科・目・種・属など)
- ミツクリフシダカ属 (Andrena)
- Plastandrena
- ミツクリフシダカヒメハナバチ (A. japonica)
大きさ
- 体長 10-12 mm
形
- 全体的に黒っぽい。触角はオスの方が長い。顔面に縦走線と特殊な毛が密生した部分が特徴。
色
- 黒色、腹部の節が隆起している。翅は暗色。
動き、羽音の特徴
- 春から夏にかけて活動。地中で営巣し、時に集団で営巣する。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 年2化性、春と初夏〜夏に出現。裸地等に地中営巣。
生息地域
- 北部九州など、日本の海浜から山地まで。
訪花植物
- タンポポなど、様々な花を広く訪れる広食性。
その他の特徴
ミツクリフシダカヒメハナバチは、ヒメハナバチ科に属する昆虫で、春に最も早く現れる種の一つです。体長は10~12mmで、顔面には触角基部の下端に左右2本ずつの縦走線があるのが大きな特徴です。雌は複眼に沿って浅く広く凹み、微毛が密生した特殊な部分を持っています。主に裸地で地中に営巣し、泥を用いて仕切りを作ります。幼虫の餌として花粉だんごを貯蔵し、主にバラ科植物など多様な花から花粉を集めます。また、北部九州など日本国内の広範囲で見られ、特に海浜から山地までの生息環境で活動します。年2化性で、越冬世代は春に、第1世代は初夏から夏にかけて活動する特徴があります。