モンシロチョウ
種レベルの信頼性:★★★★★
昆虫名
- モンシロチョウ(紋白蝶)Pieris rapae
英語名
- Small White, Small Cabbage White
その他の呼び名
- Small Cabbage White
分類名
- チョウ目(鱗翅目) (Lepidoptera)
- シロチョウ科 (Pieridae)
種類(科・目・種・属など)
- モンシロチョウ属 (Pieris)
- モンシロチョウ (P. rapae)
大きさ
- 約20~30mm
形
- 翅は白いが、前翅の前縁が灰黒色で、前翅の中央に灰黒色の斑点が2つある。
色
- 翅は白色。オスは前翅の黒い部分が小さく、黄色っぽい。メスは前翅の黒い部分が多く、つけ根が灰色。
動き、羽音の特徴
- 敏捷な飛行能力を持ち、紫外線によるオスメスの識別能力がある。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 3月頃から10月頃まで長い期間にわたって活動。蛹で越冬。
生息地域
- 温帯、亜寒帯に広く分布。日本では北海道から南西諸島まで。
訪花植物
- タンポポ、アブラナ、アザミなどの花の蜜を吸う。
その他の特徴
モンシロチョウは、アブラナ科植物を幼虫の食草とするため農業害虫とされることもあるが、花の受粉にも寄与する。天敵には、鳥類、カマキリ、トンボ、アオムシコマユバチなどが存在する。幼虫期には寄生バチや寄生バエによる捕食圧がある。羽化した時は自分の卵の殻を、脱皮した時はその皮を食べるという習性があり、成虫の平均寿命は約1週間である。