フタスジスズバチ

種レベルの信頼性:★★★★☆

昆虫名

  • フタスジスズバチ (Discoelius zonalis)

その他の呼び名

  • ヤマトフタスジスズバチ

分類名

  • ハチ目 (Hymenoptera)
  • スズメバチ科 (Vespidae)
  • ドロバチ亜科 (Eumeninae)

種類(科・目・種・属など)

  • Discoelius
  • フタスジスズバチ (D. zonalis)
  • Discoelius zonalis (Panzer, 1801)

大きさ

  • オス 9-13 mm
  • メス 12-17 mm

  • 比較的大型で細長い体形。

  • 体は黒色、腹部には1、2背板に黄色の細い横帯が存在。

動き、羽音の特徴

  • 花の蜜を吸う成虫と、竹筒などに作られた巣内で生活する幼虫が特徴。

活動時間・巣作りなどの特徴

  • 成虫は6月から9月にかけて活動。竹筒などに植物の葉をかみ砕いて巣を作る。

生息地域

  • 北海道、本州、伊豆諸島、四国、九州、大隅諸島、奄美大島に分布。

訪花植物

  • 花の蜜を主食とする。

その他の特徴

フタスジスズバチはスズメバチ科に属するが、スズメバチほどの攻撃性はなく、人間にとっては比較的無害です。その独特な営巣習性や、腹部の細い横帯が識別のポイントとなります。竹筒などを利用して作られる巣は、自然界の中での彼らの巧みな生活様式を示しています。幼虫は親が狩り集めた蛾の幼虫を食べて成長します。このような特性から、彼らは自然界の中で重要な役割を果たしています。