ツリアブ科
種レベルの信頼性:★★★★☆
昆虫名
- ツリアブ科 (Bombyliidae)
英語名
- Bee flies
分類名
- ハエ目(双翅目) (Diptera)
- ハエ亜目(短角亜目) (Brachycera)
- ムシヒキアブ下目 (Asilomorpha)
種類(科・目・種・属など)
- ムシヒキアブ上科 (Asiloidea)
- ツリアブ科 (Bombyliidae)
大きさ
- 種によって異なるが、一般的には8~20mm程度の体長を持つ。
形
- 成虫は長い口吻で花の蜜を吸う。幼虫は他の昆虫に寄生する。
色
- 種によって異なるが、ビロード状のふさふさの毛に覆われていることが多い。色は主に黄褐色や黒。
動き、羽音の特徴
- 飛びながら花の蜜を吸う。ホバリング(空中で静止飛行)することが多い。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 成虫は主に春から秋にかけて活動。幼虫は他の昆虫に寄生して成長する。
生息地域
- 全世界に広がる分布を持ち、平地から低山地の雑木林や草むらなどに生息。
訪花植物
- 草花の蜜を吸う。早春にはまだ花も昆虫も少ない季節に日向の花に訪れる。
その他の特徴
ツリアブ科の昆虫は、その独特なホバリングの飛び方と長い口吻で花の蜜を吸う姿から「Bee fly」(ハチのような飛ぶ虫)と呼ばれることもあります。幼虫は寄生性で、特にビロードツリアブなどは春先に花に訪れる姿が愛好家によく知られています。全世界に分布しており、多様な環境で見られる興味深い昆虫群です。
備考
- ハキリバチやドロバチ類の幼虫に寄生する。