ヤマキマダラヒカゲ
種レベルの信頼性:★★★★★
昆虫名
- ヤマキマダラヒカゲ Neope niphonica
英語名
- Japanese Labyrinth
分類名
- チョウ目 (Lepidoptera)
- タテハチョウ科 (Nymphalidae)
- ジャノメチョウ亜科 (Satyrinae)
種類(科・目・種・属など)
- キマダラヒカゲ属 (Neope)
- ヤマキマダラヒカゲ (Neope niphonica)
大きさ
- 55-65mm
形
- 黄褐色の地色に黒い斑紋が入る。地色は表面の褐色が強く、裏面は黄色に近い。夏型は色が濃くなる。
色
- 地色は茶褐色、橙黄色の斑と線が見られ、眼状紋が並ぶ。
動き、羽音の特徴
- 日陰を好み、樹液や腐果、昆虫の死骸や獣糞に集まる。ジャノメチョウ類として飛翔力が高く、活発に素早く飛び回る。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 年2回発生し、5〜9月に出現。寒冷地では年1回、7〜8月に発生。
生息地域
- 樺太南部、北海道、本州、四国、九州、屋久島に分布。標高500m以上の低山帯から亜高山帯の森林地帯に生息。
訪花植物
- 花にはあまり寄り付かず、主にササ類などの樹液や動物のふんなどに集まる。
その他の特徴
ヤマキマダラヒカゲは、ジャノメチョウの仲間で、ササが生える暗い林内に生息するチョウです。サトキマダラヒカゲに似ていますが、やや山地に多く、後翅の裏の基半部が黒っぽくなるのが特徴です。食草はイネ科の笹類やススキなどで、幼虫の頭部にはツノに似た突起が2つあります。成虫は日陰を好み、樹液や腐果、昆虫の死骸や獣糞に集まります。花にはあまり寄り付かないことが知られています。
備考
- 訪花昆虫ではない