マメコガネ
種レベルの信頼性:★★★★★
昆虫名
- マメコガネ Popillia japonica
英語名
- Japanese Beetle
分類名
- コウチュウ目 (Coleoptera)
- コガネムシ科 (Scarabaeidae)
種類(科・目・種・属など)
- マメコガネ属 (Popillia)
- マメコガネ (Popillia japonica)
大きさ
- 9-13mm
形
- 歪菱形型で扁平、体全体に強い金属光沢があり。
色
- 胸部は金属緑色、前翅は黄褐色、腹部の縁に白い毛が束になってポンポンと生えている。
動き、羽音の特徴
- 昼間に活動し、花や葉を食べることが多い。後脚を斜めに挙げる動作をとることがある。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 成虫は夏から秋にかけて発生。幼虫は地中で生活し、植物の根を食べる。
生息地域
- 日本全土、北アメリカ(米国)、朝鮮半島、中国に分布。
訪花植物
- ダイズやブドウといった農作物の葉を含む多様な植物の花や葉。
その他の特徴
マメコガネは日本在来種で、農業上の重要害虫の一つです。幼虫はブドウ、バラ、ヤナギ、クズやマメ類などの根を食べ、成虫はそれらの葉を食べます。1916年に北アメリカに持ち込まれて以来、重要な農作物に大害を与える侵入害虫となりました。日本では普通種として広く分布し、様々な植物の花や葉を食害します。成虫は夏から秋にかけて出現し、特に真夏によく見られます。幼虫は地中で生活し、植物の根を食べることで被害を与えます。北アメリカでは「Japanese beetle」の名で知られ、天敵の少ない環境で急速に分布を拡大し、農業に深刻な被害を与え続けています。
備考
- 訪花昆虫ではない