マメコバチ
種レベルの信頼性:★★★★☆
昆虫名
- マメコバチ (Osmia cornifrons)
英語名
- Hornfaced Bee
その他の呼び名
- コツノツツハナバチ (Small Horned Tube Bee)
分類名
- ハチ目 (Hymenoptera)
- ハナバチ科 (Megachilidae)
種類(科・目・種・属など)
- オスミア属 (Osmia)
- マメコバチ (O. cornifrons)
大きさ
- 体長 約1.0〜1.5cm
形
- 体全体が短い毛で覆われた野生のハチ
色
- 全体に茶色がかった体色
動き、羽音の特徴
- 低い気温でも活動する、活動範囲は巣から半径40メートル
活動時間・巣作りなどの特徴
- サクランボやリンゴなどの花粉媒介に利用、春から1ヶ月間活動、巣はわら屋根のヨシや竹の茎を利用
生息地域
- 日本全土、特に本州中部以北
訪花植物
- サクランボ、リンゴなどの果樹の花
その他の特徴
マメコバチは、他のハチと比較して特異な生態を持つ野生のハチです。特に低い気温でも活動が可能であり、サクランボやリンゴなど果樹の花粉媒介に重要な役割を果たします。巣作りには特定の素材を選び、自然環境に密接に適応して生活しています。また、マメコバチはミツバチに比べ、人を刺す針がなく、飼育が比較的容易であることから、農業分野での利用が進んでいます。越冬期間中は巣の中で過ごし、春になると活動を開始します。このように、マメコバチはその生態系内で独特のニッチを占め、農業生産においても非常に価値の高い存在となっています。
備考
- ツツハナバチが混じっている可能性が若干あり