ニッポンヒゲナガハナバチ
種レベルの信頼性:★★★★☆
昆虫名
- ニッポンヒゲナガハナバチ (Eucera nipponensis)
英語名
- Japanese Long-horned Bee
分類名
- ハチ目(膜翅目) (Hymenoptera)
- ミツバチ科 (Apidae)
種類(科・目・種・属など)
- ヒゲナガハナバチ属 (Eucera)
- ニッポンヒゲナガハナバチ (E. nipponensis)
大きさ
- オス約11mm
- メス約12mm
形
- 触角が非常に長い。メスには触角の長さの特徴がない。
色
- 一般的なハナバチと同様の色彩。
動き、羽音の特徴
- 単独で生活し、土中に巣を造る。花に訪れて蜜を吸う。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 出現期は4月から10月。土中に巣を造り、幼虫は親から与えられた花粉団子を食べる。
生息地域
- 本州、四国、九州、大隅諸島に分布。
訪花植物
- 花の蜜を主食とし、ノイバラなどさまざまな花に訪れる。
その他の特徴
ニッポンヒゲナガハナバチは、触角が非常に長いことが特徴のハナバチです。オスでは触角が特に長く、メスではその特徴がありません。本種は土中に巣を造り、単独で生活します。4月から10月にかけて見られ、花の蜜を主食としています。また、科の分類がミツバチ科に変更されており、近年の分類学上の見直しにより、正確な同定方法が定まっています。
備考
- 二匹の画像の上がシロスジヒゲナガハナバチで下がニッポンヒゲナガハナバチの可能性が高い。
- シロスジヒゲナガハナバチは、春に活動するヒゲナガハナバチの一種で、ニッポンヒゲナガハナバチと大きさや振る舞いが似ており、区別が難しいです。平地ではこの種に出会うことは稀で、写真での確認が必要になることが多いです。しかし、白っぽいヒゲナガを見ても、大抵はニッポンヒゲナガハナバチであり、色で種類を判断するのは当てになりません。