ナミアゲハ

種レベルの信頼性:★★★★★

昆虫名

  • ナミアゲハ (Papilio xuthus)

英語名

  • Asian Swallowtail

その他の呼び名

  • アゲハ、アゲハチョウ

分類名

  • チョウ目 (Lepidoptera)
  • アゲハチョウ科 (Papilionidae)

種類(科・目・種・属など)

  • アゲハチョウ属 (Papilio)
  • ナミアゲハ (P. xuthus)

大きさ

  • 前翅長 4 - 6cm

  • 黒地に黄白色の斑紋や線が多数入る翅を持つ。後翅には水色や橙色の斑紋もあり、尾状突起の内側には橙色の円形の斑点がある。

  • 翅は黒地に黄白色の斑紋。後翅に水色や橙色の斑紋がある。

動き、羽音の特徴

  • 速く羽ばたいてひらひらと飛び、さまざまな花から吸蜜する。

活動時間・巣作りなどの特徴

  • 3 - 10月くらいまで見られ、その間に2 - 5回発生する。冬は蛹で越冬。

生息地域

  • 日本全国、台湾、中国、朝鮮半島、沿海地方。ハワイ諸島で帰化。

訪花植物

  • さまざまな花から吸蜜。ミカン、カラタチ、サンショウなどのミカン科植物に集まるメスもいる。

その他の特徴

ナミアゲハは、春から秋にかけて日本の多くの地域で親しまれている蝶です。その美しい黄白色の斑紋が特徴で、植物園や公園、農耕地など人が近づく場所でもよく見かけることができます。冬季は蛹の状態で越冬し、春に成虫として姿を現します。幼虫はミカン科の植物を食べるため、産業に影響を与えることもありますが、その生態系における役割や美しさから、多くの人に親しまれています。