ツマグロヒョウモン

種レベルの信頼性:★★★★★

昆虫名

  • ツマグロヒョウモン (Argyreus hyperbius)

英語名

  • Indian Fritillary

分類名

  • チョウ目(鱗翅目) (Lepidoptera)
  • タテハチョウ科 (Nymphalidae)
  • ヒョウモンチョウ族 (Argynnini)

種類(科・目・種・属など)

  • ツマグロヒョウモン属 (Argyreus)
  • ツマグロヒョウモン (A. hyperbius)

大きさ

  • 約38-45mm

  • 雄は全身が豹柄で、後翅の外縁が黒く縁取られる。雌は前翅の先端部が黒色で白い帯が横断。

  • 雄は豹柄、雌は前翅の先端部が黒(黒紫)色地で白い帯が横断。翅の裏は薄い黄褐色の地に黄褐色の斑点がある。

動き、羽音の特徴

  • 優雅にひらひらと舞う飛び方。雌は有毒のチョウ・カバマダラに擬態しているとされる。

活動時間・巣作りなどの特徴

  • 成虫は4月から11月まで見られる。4、5回発生する多化性種。冬は幼虫や蛹で越冬する。

生息地域

  • アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本。日本では南西諸島、九州、四国、本州、近年は東北地方でも観察される。

訪花植物

  • コスモスやセイタカアワダチソウなどの花の蜜を吸う。

その他の特徴

ツマグロヒョウモンは、タテハチョウ科に属する色鮮やかなチョウです。オスとメスで翅の模様が大きく異なり、特にメスは有毒のチョウに擬態しているとされます。幼虫はスミレ科の植物を食べ、成虫は様々な花の蜜を吸います。日本では広範囲に分布しており、年に複数回発生する多化性の種です。