オオハナアブ
種レベルの信頼性:★★★★★
昆虫名
- オオハナアブ (Giant Hoverfly)
英語名
- Giant Hoverfly
分類名
- ハエ目 (Diptera)
- ハナアブ科 (Syrphidae)
- ナミハナアブ亜科 (Eristalinae)
種類(科・目・種・属など)
- オオハナアブ属 (Phytomia)
- オオハナアブ (P. zonata)
大きさ
- 約14mm~16mm
形
- 大きな半球状の頭部を持ち、体形は非常に丸っこく、腹部には太い赤黄色の帯が特徴的。
色
- 黒色で、腹部には黄橙色の太い帯。複眼には黒い色の筋模様があり、雄は複眼が接近し、雌では複眼が離れている。
動き、羽音の特徴
- 花から花へと蜜や花粉を求めて飛び回る。羽音は特に記述なし。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 昼間活動する。幼虫は水生で、腐食物を食べる。成虫は花の蜜や花粉を食べる。。
生息地域
- 北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布し、都市周辺や湿地に咲く花でよく見られる。
訪花植物
- 庭や公園に咲く様々な花に訪れる。特に十二一重やカルフォルニアポピーにオオハナアブが蜜を求めて飛んでくることが観察されている。
その他の特徴
オオハナアブは、その他にも優れた飛行能力とホバリング(空中停止飛行)能力を持ち、これにより花の蜜や花粉を効率的に集めることができます。また、この昆虫は、他のハエ類と比べて比較的長い寿命を持ち、その生涯で多くの花を訪れることができます。これらの特徴は、オオハナアブが多様な植物の受粉に重要な役割を果たすことを示しています。さらに、オオハナアブは、その鮮やかな色彩と模様で捕食者を惑わせる一方で、捕食者に対する警告色としての機能も持っていると考えられます。これらの観点からも、オオハナアブは生態系において重要な位置を占める昆虫と言えるでしょう。
備考
- 2枚の写真は違う種。この属は難しい。大きさが分かると絞れる。