オオスズメバチ
種レベルの信頼性:★★★★★
昆虫名
- オオスズメバチ (オオスズメバチ)(Vespa mandarinia japonica)
英語名
- Japanese giant hornet
その他の呼び名
- アジアン・ジャイアント・ホーネット (Asian giant hornet)
分類名
- ハチ目 (Hymenoptera)
- スズメバチ科 (Vespidae)
種類(科・目・種・属など)
- スズメバチ属 (Vespa)
- オオスズメバチ (V. mandarinia japonica)
大きさ
- 女王蜂の体長:約5cm
- 働き蜂(ワーカー)の体長:約3cm~4cm
形
- 強力なアゴと大きな毒針を持つ。腹部は伸縮が激しい。雄では胸部前半部にしばしば黄色の紋が発達する。
色
- 体の主な色は黒とオレンジ色。特に胸部は明るいオレンジ色で、顔は白色が目立つ。
動き、羽音の特徴
- 飛行時の羽音は非常に大きく、攻撃的な振る舞いをする。集団での攻撃を行うことがある。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 昼行性。巣は土中や木の根元、地面に面した壁の割れ目などに作る。
生息地域
- 日本本土(北海道、本州、四国、九州)、屋久島、種子島、韓国南部
訪花植物
- 夏から秋にかけて樹液の出ている広葉樹に集まる。熟した果物や花の蜜も利用する。
その他の特徴
オオスズメバチは、その巨大な体格と攻撃性の高さで知られおり、特に秋口になるとエネルギーを補給するために熟した果物や樹液を求めて活動範囲を広げることが知られています。また、オオスズメバチは非常に強力な集団狩り能力を持ち、他のハチの巣を襲撃してその中の幼虫や成虫を食べることで有名です。このような行動は、特にミツバチの巣にとって大きな脅威となります。さらに、オオスズメバチの毒針は非常に強力で、人間に対しても危険を及ぼす可能性があることから、遭遇した際には十分な注意が必要です。その他、オオスズメバチの幼虫は、成虫によって餌が与えられる「肉食性」であり、成虫が狩りをしてきた獲物を食べて成長します。これらの特徴はオオスズメバチを他のハチと区別する重要なポイントとなっています。