オオゴマダラ
種レベルの信頼性:★★★★★
昆虫名
- オオゴマダラ (Idea leuconoe)
英語名
- Tree Nymph Butterfly, Rice Paper Butterfly
その他の呼び名
- 大胡麻斑
分類名
- チョウ目 (Lepidoptera)
- タテハチョウ科 (Nymphalidae)
種類(科・目・種・属など)
- オオゴマダラ属 (Idea)
- オオゴマダラ (I. leuconoe)
大きさ
- 約13cm
形
- 白地に黒い放射状の筋と斑点が特徴的な大型のチョウ。蛹は金色に見える。 (A large butterfly with a white base featuring black radial lines and spots. The chrysalis appears golden.)
色
- 白黒のまだら模様。羽の地の色は基本的に白色で、近くで見るとうっすらと赤紫色を帯びる。 (Black and white mottled pattern. The base color of the wings is primarily white, with a faint reddish-purple hue upon closer inspection.)
動き、羽音の特徴
- ゆっくりと羽ばたき、フワフワと滑空するような飛び方。 (Slow flapping and fluttery gliding flight.)
活動時間・巣作りなどの特徴
- 成虫は数ヶ月から半年生きる。一般的には早朝に羽化する。 (Adults live for several months to half a year. Typically emerge in the early morning.)
生息地域
- 東南アジア、日本の南西諸島(喜界島、与論島以南)、台湾。 (Southeast Asia, the southwestern islands of Japan (from Kikaijima and Yoron Island southward), Taiwan.)
訪花植物
- ランタナ、ブーゲンビリア、ペンタス、サイネリアなど。ウメの花を特に好む。 (Lantana, bougainvillea, pentas, cineraria, etc. Particularly fond of plum blossoms.)
その他の特徴
オオゴマダラの幼虫は、毒を持つ特定の植物の葉を食べることで、捕食者からの保護メカニズムを持っています。これらの植物から摂取した毒素は、幼虫と成虫の両方を捕食者から守るために体内に蓄積されます。この防御戦略により、オオゴマダラは自然界において比較的安全に生息することができます。また、このチョウはその美しい外見から、蝶園や自然教育プログラムでよく見られ、人々に自然の美しさや生物多様性の重要性を伝えるための大切な役割を担っています。その独特な飛び方と美しい外観は、観察者にとって魅力的な対象であり続けています。