キムネクマバチ

種レベルの信頼性:★★★★★

昆虫名

  • キムネクマバチ (Xylocopa appendiculata circumvolans)

英語名

  • Large Carpenter Bee

その他の呼び名

  • 日本大型ハチ (Japanese Large Bee)

分類名

  • ハナバチ目 (Hymenoptera)
  • ハナバチ科 (Apidae)

種類(科・目・種・属など)

  • クマバチ属 (Xylocopa)
  • キムネクマバチ (X. appendiculata circumvolans)

大きさ

  • 約2.5cm〜3cm

  • 大型で頑丈な体型。強力な顎(マンディブル)が特徴。

  • 主に光沢のある黒色。体の一部に黄色や金色の毛が見られる。

動き、羽音の特徴

  • 強力で直線的な飛行。羽音は低くて力強い。

活動時間・巣作りなどの特徴

  • 日中活動する昼行性。木材に穴をあけて巣を作る。

生息地域

  • 主に日本の各地に分布。森林や公園、庭園などに生息。

訪花植物

  • 様々な花に訪れるが、特にツツジ科やアジサイ科の花を好む。

その他の特徴

キムネクマバチは、その名の通り木を彫ることで巣を作る習性があり、この行動は非常に特異なものです。木材に円形の穴を開け、その中に複数の仕切りを作り、各部屋に花粉や蜜を詰めて卵を産みます。この巣作り行動は、キムネクマバチが自然界で重要な役割を担っていることを示しています。また、成虫は他の昆虫を捕食することはなく、主に花の蜜を食べることで花粉の移動に貢献しています。そのため、彼らは植物の受粉者としても重要な役割を果たしています。しかしながら、木材を彫って巣を作る習性は、人間の住環境においては、時として建築物への損傷を引き起こす原因となり得ます。このように、キムネクマバチは自然界における生態系のバランスを保つ上で重要な存在である一方で、人間との共存においては注意が必要な昆虫でもあります。

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