エントツドロバチ
種レベルの信頼性:★★★★★
昆虫名
- エントツドロバチ(オオカバフスジドロバチ)(Orancistrocerus drewseni)
英語名
- Not widely established in English; referred by its scientific name
その他の呼び名
- 竹筒泥蜂(タケツツドロバチ)
分類名
- ハチ目 (Hymenoptera)
- ドロバチ科 (Vespidae)
種類(科・目・種・属など)
- エントツドロバチ属 (Orancistrocerus)
- エントツドロバチ (O. drewseni)
大きさ
- 約15mm~20mm
形
- 体は黒色、腹部には特徴的な黄色い帯状の斑紋がある。
色
- 黒い体色に黄色い帯状の斑紋が特徴。
動き、羽音の特徴
- 敏速な飛行を行い、活発に活動する。単独で生活し、昼行性。
活動時間・巣作りなどの特徴
- 年に1回発生し、6月から9月にかけて活動。巣は竹筒や岩の隙間などに泥を使って造り、煙突状の入り口を作るが、完成後はその入り口を取り除き、泥で上塗りする。
生息地域
- 日本の本州、四国、九州、およびいくつかの島(佐渡島、対馬、種子島、屋久島)及び中国大陸に分布。
訪花植物
- 多くの花を訪れ、特に花蜜を食べる。
その他の特徴
エントツドロバチは、独特な巣作りの方法で知られていまが、その生態系内での役割は花粉の媒介者としても重要です。花から花へと移動することで、植物の受粉に貢献しています。また、この種は他の昆虫やクモ類を捕食し、それらを餌として幼虫に供給する習性があります。これにより、エントツドロバチは自然界の捕食者としての役割を果たし、環境内の昆虫のバランス維持に寄与しています。さらに、このドロバチは、その生活史や行動パターンを通じて、昆虫学の研究において興味深い対象となっています。特に、独自の巣作りの技術や生存戦略は、昆虫の適応能力と進化の理解を深めるのに役立つ可能性があります。
備考
- 2枚の写真は違う種。この属は難しい。大きさが分かると絞れる。